中世~戦国時代の城との関係を確認する

家系図 ルーツ

第96

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1.家系図ニュース~『先祖を千年、遡る』(幻冬舎新書)が増刷で1万部に
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こんにちは、行政書士の丸山学です。

おかげさまで、3月30日に発売になった『先祖を千年、遡る』(幻冬舎新書)が増刷になりまして合計1万部に達しました。この間、『週刊ダイヤモンド』『東京新聞』『日刊ゲンダイ』などで本書を取り上げていただきました。そうした効果が出てのことかなと思います。

何はともあれ、ご購入をいただきました皆様、本当にありがとうございました。この場を借りて、御礼申し上げます。

■重版出来『先祖を千年、遡る』(幻冬舎新書)

※目次・購入
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さらに同書が電子書籍化されて販売中です。電子版は下記より購入できるようです(スミマセン、私は電子書籍を購入したことがないので詳しいことは分からないのですが…)。

【主な販売予定電子書店】
○iPhone、iPad、iPodtouch向け
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○Androidスマートフォン・タブレット向け
・hontohttp://hon-to.jp/
・dマーケットブックストア(ドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/service/entertainment/dmarket/spmode/index.html
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・BookLive!http://booklive.jp/
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http://www.nttdocomo.co.jp/service/entertainment/
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・LISMOBookStorehttp://book.lismo.jp/
・どこでも読書http://mobilebook.jp/mobilebook2/index.html#book
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○PC向け
・hontohttp://hon-to.jp/
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・紀伊國屋BookWebhttp://bookweb.kinokuniya.co.jp/
・BooksVhttp://booksv.fmworld.net/
・電子文庫パブリhttp://www.paburi.com/

※各書店の対応端末や対応OSの詳細に関しましては、各書店のサイトでご確認ください。
※上記に加え、数十のケータイ向け書店でも販売いたします。
※その他上記以外にも新規電子書店がサービスイン次第、配信を検討いたします。《番組HP》http://www.avanti-web.com/


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2.中世~戦国時代の城との関係を確認する
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家系図作成の基本として、まずは自家の戸籍を可能な限り古いところまで取得していくのは、いつもお話ししている通りです。
明治期の戸籍の本籍地が「○○村」というように「村」になっている場合などは、江戸時代中からその地に住み「農民」だったのだろうと推測されます(もちろん、実際に調査してみると異なることもありますが)。

ただ、それで「やっぱり農民だったかあ…」だけで終わらせてしまうともったいないです。せっかくですから、その本籍地に該当する場所をインターネット上の地図で確認してみましょう。

Yahoo!とGoogleの地図が充実しているのは、みなさんご存知のとおりで、それぞれに特徴があるのですが、とりあえず戸籍の本籍地を見てみるという場合はGoogle地図がオススメです。

Googleの検索窓に住所を打ち込めば、該当地の地図も検索で出てきます。
航空写真と地図が簡単に切り替えて見られますので、行ったことがなくても感覚的にどのような土地かがすぐ分かります。地域によっては「ストリートビュー」機能も使えますので、自宅にいながらその場所に立っている気分も味わえます。

Google地図の良いところはそれだけでなく、中世~戦国時代の城跡に結構丁寧に印が付けられていることです。ですので、本籍地を地図で見て「やっぱり凄い山の中だ。ここで農業をしていたのだろうな」などと思うのですが、それと同時に自家のすぐ傍に小高い山があり、そこに「○○城址」といった事が書かれている場合があります。

江戸時代中のお城というのはどれも有名で、大体は天守閣も再建されて観光地になっています。しかし、中世~戦国時代の城というのは優雅なものではなく「実戦用」ですので、多くは峻嶮な山地を利用して敵の侵入を本気で防ぐように作られています。天守閣などもありません。

江戸時代を迎えたとき、多くのそうした山城は廃城になり、数百年の時を経た現在、もはや見た目は「ただの山」になっています。

先日も現地調査で、そうした戦国時代まであったという城に行ってみたのですが、ただの登山になりました。しかも、城の痕跡といえるのはわずかに残る石塁程度であり、気をつけて見ないと本当に「ただの山」にしか見えません。

そして、旧公図を使ってご依頼人の家の明治期の正確な本籍地の場所を割り出してみたところ、ご依頼人の家はその山城のすぐ麓にあった事が判明しました。その後、地元の言い伝えや文献などで確認していったところ、ご依頼人の家はどうやらその中世~戦国時代にかけて存在していた城の武士だったようです。まあ、現地で実際に踏査してみると「これは確かにそうだろう」と、尚実感できました。

しかし、その城は戦国末期に攻められ落城してしまいましたので、ご先祖様は同地で帰農して江戸時代を過ごしたようです。

インターネットにより、こうして簡単にご先祖様の様子を感じられる時代ですので是非フル活用してみてください。そのためにも、まず戸籍取得をきちんとやっておくことが重要です。