拓本を取るノウハウの技術習得

家系図 ルーツ

第5

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1.家系図ニュース~四国で200年たどってきました
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こんにちは、行政書士の丸山学です。

「200年コース」をご依頼いただいている調査のため昨日、一昨日と四国に行ってきました。
 
初日は午前4時30分に埼玉県にある自宅を出て徳島空港に午前9時前に着きました。そこからは全てレンタカーで移動。その日は終日、菩提寺での調査となりました。菩提寺での調査内容を踏まえて、夜は宿泊先のビジネスホテルにて「これは、こういう事だろうか?」「いや、それだと年代が合わない」「この史料にある人物と過去帳に記載されているこの人物は同一人物の可能性はないか?それだと全てが合致する‥」など仮説と検証を繰り返しました。

そして、翌日は某所で人別帳(正確には阿波藩の所領では「人別帳」ではなく「棟付帳」と呼ばれるものが作成されていましたが、内容はまあ宗門人別帳と同様です)を閲覧。文化年間に作成されたものですが、その厚さにびっくりしました。裕に20センチを超えていました。
そんな厚さの古文書は、傷めないように閲覧するのに苦労します。
しかし、200年も前に作成された紙(虫喰いだらけですが)に手を触れていると本当に歴史を旅している感覚に陥りますね‥でも、ちょっと手が痒くなったりもします(笑)。

閲覧の結果、仮説の一つが正しいことが立証されました。
それにより、めでたく200年の家系はたどることが出来ました。


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◆私自身の家系を900年たどった話
⇒ https://www.5senzo.net/1st.html
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当事務所では「人権」については充分な配慮をして家系調査を行なっています。人権侵害に当たるような調査、他人の身元調査は受け兼ねますのでご了承ください。


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2.拓本を取るノウハウの技術習得
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ところで、上記の四国調査の行程において「拓本」の専門家とも呼べる方と出会いました。拓本というのは、古い墓石などに書かれている肉眼では判読不能の文字を読み取るために行なう技術です。

拓本というと「魚拓」のようなものと勘違いされて、墓石に墨を塗って紙を貼り付けるような方法を想像されてしまうことも多いのですが、それではお墓を汚してしまいますのでそんな事は、もちろん出来ません。

拓本の場合には対象物を汚したり、傷つけたりすることなく刻まれた文字を紙に写し取ることができます。古いお墓があるが判読不能な文字が書かれている~という場合にはご先祖様のお名前が記載されている可能性が大ですので、是非、拓本のやり方を習得されることをオススメいたします。

出合ったその方は、単に拓本を取って古い石碑に書かれている文字を判読する~というレベルではなく、芸術作品として鑑賞に耐え得る拓本を作成されているのです。そんな凄い方に、拓本の奥義を少しの時間だけですが伝授していただけました。一流の方のアドバイスは、ポイントだけでも大きな気付きがあるものです。この後、別の「200年コース」のご依頼で古い墓石の文字を読む必要がある案件もありますので、ちょうどよいタイミングでした。