明治時代になると名前が変わる?(農民編)

家系図 ルーツ

第46

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1.家系図ニュース
~「200年コース」以上は1年待ちとなってしまいました
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こんにちは、行政書士の丸山学です。

おかげさまで、家系図作成サービスのご依頼をたくさんいただくようになりまして、「200年たどるコース」「400年たどるコース」「1000年たどるコース」といった現地調査を伴うサービスにつきましては現在、1年(目安)待ちとさせていただく事になりました。

全ての案件を丁寧に行いたいものですから、お急ぎの方にはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

尚、「戸籍コース」につきましてはすぐにお受けすることが出来ます。戸籍を早めに取得しておくことは大事ですので、「戸籍コース」のお申し込みはお早目にどうぞ。
■家系図作成サービスの各コースご案内⇒ https://www.5senzo.net

さて、家系図作成につきましてはビジネスの世界からも注目をいただいておりまして、カリスマ経営コンサルタントの神田昌典氏と私が対談し、CDが販売となりました。 現在、神田昌典氏の公式サイトのTOPページに私が大きく紹介されています(髪を短く切りすぎて側頭部の髪が立っていて恥ずかしいのですが…)。
■神田昌典公式サイト⇒ https://www.kandamasanori.com/
■対談CD『知識社会における新・ビジネスのつくり方家系図制作サービスから学ぶ、意外なビジネスのビッグなチャンス』
⇒ http://www.kandamasanori.com/ItemDetail.php?ItemCode=TS0108-A

ビジネス的な観点からいえば、「200年コース」以上の現地調査を伴うサービスについても量産できる体制を作るべきなのですが(実際、経営者の方からはそのようなアドバイスをいただく事が多いです)、しかし、私としてはどうもこのサービスはそれが馴染まないような気がしています。

コツコツと職人仕事でこなしていくのが良いような気がしていますので当面はこのままの形で続けていきます。


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◆家系図作成サービス
調査範囲を戸籍取得だけに限るリーズナブルなコース
⇒ https://www.5senzo.net/60.html
 戸籍4系統+歴史探訪報告書コース
 戸籍2系統+歴史探訪報告書コース
 戸籍1系統+歴史探訪報告書コース

戸籍を超えて徹底的に文献調査・現地調査も行うコース
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 200年たどるコース
 400年たどるコース
 1000年たどるコース
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◆書籍『家系図を作って先祖を1000年たどる技術』(丸山学 著)
※無料で「はじめに」部分を公開中
⇒ https://www.5senzo.net/book-kakeizu.html
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当事務所では「人権」については充分な配慮をして家系調査を行なっています。人権侵害に当たるような調査、他人の身元調査は受け兼ねますのでご了承ください。


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2.明治時代になると名前が変わる?(農民編)
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さて、前回に続き、明治時代になると名前が変わるという話ですが、今回は農民など庶民の話です。

明治時代になり、農民など庶民も苗字を名乗ることが許されるようになったことは有名ですが、実は苗字だけでなく名前の方にも大きな変化がありました。

明治3年に旧官名禁止令が出されています。
これは、「衛門」「兵衛」などの官名にあたる名前をそのまま付けることは許されないので改名をしなさいというものです。

しかし、改名するといっても元の名前と完全に変わってしまっては非常に不便も多いので実際にこの禁止令を守って改名する場合でも、
    弥市左衛門 ⇒ 弥市
    清右衛門  ⇒ 清蔵

…といった具合に、頭の文字を残したりします。
「衛門」「兵衛」の他にも官名はありますので、これは一例ですが、こうした事を事前に知っておかないと戸籍や位牌に書かれた名前だけを宗門人別帳で探しても改名していたら気付かないことになってしまいますので、ご先祖探しをする際には明治初期に改名があったかもしれないという意識を持つことが必要です。

ただ、ややこしいのは必ずしもこの禁止令が守られている訳ではないところです。 まったく江戸時代の名前のままという場合も多々ありますので、このあたりは一応、改名の可能性もあるという認識を持つ程度で良いと思います。