第31号
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1.家系図ニュース
~現地調査を伴うご依頼は「予約制」に移行するかもしれません
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こんにちは、行政書士の丸山学です。
さて、書籍『自分のルーツを1000年たどる技術』(仮題。同文舘出版)の発売予定日が6月25日となりました。実際には諸般の都合で前後すると思いますが、そのような目処が立ってきました。
また、おかげさまで多くの家系図作成をご依頼をいただくようになりましたが、その結果として現地調査を伴うご依頼(「200年コース」「400年コース」「1000年コース」)につきましては近い将来、予約制に移行させていただくかもしれません。
現在でも少し立て込んでおりますので、通常よりも納期が遅くなることでご理解をいただいておりますが、このあと書籍の出版等で当サービスの認知度が高まりますとさらにご依頼が重なることが予想されます。そのような際には、お申込みをいただいた方には予約待ちという事でしばらくの間お待ちいただき、時期が来ましたら再度「順番が来ましたが、いかがしましょうか?」と、ご依頼の意思を確認させていただき、ご意思がその時点でもあればそこで初めて報酬をお支払いいただきスタートさせる~という形になります。
何しろ、現地調査につきましては質を保つために私一人で行なっておりますので、ご理解をいただければと思います。
ところで、前号で5月の現地調査について、関西の某家の数万点の古文書を閲覧しに行く旨を書きましたが、その他に甲信越地方での古文書閲覧、四国でのお寺での記録閲覧(お墓の拓本取りになるかもしれません)と公的機関に収蔵されている古文書の閲覧などのスケジュールが決まっています。今月も、それぞれどんな事が起きるのか楽しみです!
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◆家系図作成サービス
調査範囲を戸籍取得だけに限るリーズナブルなコース
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戸籍を超えて徹底的に文献調査・現地調査も行うコース
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200年たどるコース
400年たどるコース
1000年たどるコース
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当事務所では「人権」については充分な配慮をして家系調査を行なっています。人権侵害に当たるような調査、他人の身元調査は受け兼ねますのでご了承ください。
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2.江戸時代にも実印はあった!
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さて、今日のお話は「江戸時代の実印」です。
戸籍の範囲を超えた家系調査、先祖探しには非常に重要なノウハウになりますので忘れずに記憶していただければと思います。
私たちは普段の生活の中でも、重要な場面で印鑑を使います。本当に大事な書類には市町村役場に印鑑登録を済ませた、いわゆる「実印」を使用します。そしてこれ、実は江戸時代でも同じ習慣がありました。
農民、町人のような庶民でも土地を自己所有している家などでは実印を持っていました。そして、検地帳や宗門人別帳などの重要な公文書には家の当主がその実印を押します。古文書を手にしたら文字だけではなく印鑑にも注目してみてください。
さて、この実印ですが、代々の当主に受け継がれていきます。江戸時代、嫡男(だいたいは長男ですね)は代々の当主名も受け継ぎますが、印鑑も受け継いだのです。このようにご説明すると、ご先祖探しになぜこの印鑑が重要なのかが分かってくると思います。
よく私が検地帳や宗門人別帳のお話をすると、江戸時代の庶民は苗字が無いのだから、年代を異にする古文書が揃っていたとしても、誰がどこの家の人なのか分からないのではないか?同じ名前であっても親子という確認は出来ないのではないか?と、疑問を持たれる方が多くいらっしゃいます。
まず、苗字は持っていないという部分は間違いで、正確には庶民は苗字を持っていたが公文書では名乗れなかったにすぎないのですが、それはまあ置いておくとして、確かに苗字が書いていないのですから、年代を隔てて同一名が出てきてもそれを親子と断定することは出来ません。
しかし、それは文字だけを追っているからです。印鑑まで見ていけば、代々では印鑑を受け継いでいますから、苗字が無くても同じ家であることは分かるのです。
これは古文書の中で同一の家を見分けるための一つの方法にすぎませんが、昔であっても苗字が無ければ人の区別に不自由するのは当然ですから、それに変わって苗字と同じ効用を持つものを当然に当時の人も色々と用意している訳です。
江戸時代にも現在の実印に相当するものがあり、それが先祖探しでは重要なアイテムになってくる‥とりあえずはそのように覚えておいていただければ、それだけでも調査の効率や成功確率は格段にアップすると思います。





