九州から藤原氏系図を取り寄せる

家系図 ルーツ

第21

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1.家系図ニュース~古文書発見や腰痛など
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こんにちは、行政書士の丸山学です。

ここのところ疲れも溜まっていたせいか、日曜日に子供と野球をしていたら腰痛が出てしまいました。どうしても、3年に一度くらいのペースでなってしまうようです。来週からまた現地調査の日々が始まりますので、今週はおとなしく文献調査や電話での各種アポイントに励むことにします。

さて、今日は午前中は方々に電話をして各案件の地域の古文書を探しました。
「200年コース」のうちの一件で、行政機関がその地域の古文書の写し(市史編纂の時に集めて撮影されたもの)を所蔵していることが判明しました。まだ未整理で公開されていないとのことですが、これから交渉して閲覧をお願いしていくことになります。「宗門人別帳」「検地帳」など色々とありそうです。

これまでも未公開、未整理の古文書についても何とか閲覧にこぎつけてきていますので、これも何とかしていきたいと思います。(私の場合、行政機関や個人などへお願いの日々です。最近では「お願いすること」が仕事のようになっています!)

午後は国会図書館で文献調査をしました。郷土史3冊(一冊あたり千ページ程度)を受け取った瞬間、腰に痛みが‥そんな状態のせいかどうか、今日は文献調査も冴えずでした。


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当事務所では「人権」については充分な配慮をして家系調査を行なっています。人権侵害に当たるような調査、他人の身元調査は受け兼ねますのでご了承ください。


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2.九州から藤原氏系図を取り寄せる
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そんな訳で、午後は失望ばかりで腰痛の身体を引きずり(←少々、オーバーですが)夜に事務所に戻ってまいりました。そうしましたら、九州の某県立図書館から郵便物が届いていました。 何日か前に「こんな文献がそちらにある筈なんですが、もし、あればコピーして送って貰えませんでしょうか」と、お願いしていたものです(‥本当に「お願い」ばかりですねえ)。

実は、ウチの事務所の「戸籍コース」ではその家の出自を想定する私なりのレポート『歴史探訪報告書』をお付けしていますが、これも単に姓氏辞典の丸写しで「清和源氏の流れでしょう」と、書くだけでは意味がありませんので一案件ごとに文献にもあたっています。

東京の方の図書館で事足りればよいのですが、某「戸籍コース」の案件で、どうしても九州の県立図書館に所蔵されているらしい、ある系図を見てみる必要があったのです。
その系図というのが、九州地域にわたった藤原氏のある系統の系図で、ご依頼人の苗字を○○とさせていただくと『藤原姓○○系図』というものです。

実はこの系図の存在は、ある書籍の中にその県立図書館の所蔵である旨が書かれていましたので知った次第ですが、初めにその図書館の検索システムで『藤原姓○○系図』と検索しても全くヒットしませんでした。

そこで、電話で色々とお聞きしていましたら書籍名や文献名としてそのタイトルのものは存在していなかったのですが、ある文献の中に藤原姓の中で○○の苗字の流れを生んだ系図があることを図書館の方が発見してくださいました(素晴らしいです!流石です!)。それを今日、コピーして郵送してきてくれたのです。コピー代はかかりましたが、このように、きちんとお願いしていけば遠隔地の図書館の蔵書も自分のご先祖様探しの史料とし使えるということを覚えておいてください。

全ての図書館でコピーをして郵送してくれる訳でもないでしょうし、タイトルにも無いものを探してくれるという保証はありませんが、この辺が戸籍の範囲を超えたご先祖様探しは『コミュニケーション能力』が問われると言われる由縁です。

どんなものでも自分一人の「能力」「知識」では、たかが知れています。いかに必要な知識を持っている人を味方につけていけるかが鍵となります。明日からこの届いた藤原氏系図を分析していきます。

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