究極の自分探し~平安朝の『氏』までたどりつくために

先祖調査


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究極的な自分探しは平安朝の頃の『氏』までたどりつくことです。氏が明確になれば各氏の系譜というのは比較的正確な形で残っています。

室町時代に完成した『尊卑分脈』や9世紀に編纂された『新撰姓氏録』といった文書に古代姓氏や藤原氏、源氏、平氏の家系譜が残されているのです。

ですから、自分の家系をさかのぼっていき、自分の本当の『氏』(現在の苗字ではなく)までたどりつければ自分探しのゴールとなります。

しかし、問題はどうやってそこにたどりつくかです。

現在~幕末・明治初期までは戸籍というものを漏れなくたどれば誰でも家系をたどれます。(一部、戸籍の焼失等がありますので100%ではありませんが‥)
ところが、その幕末・明治初期と平安朝の氏の間が難関なのです。この期間は、誰もが簡単に系譜をたどれる戸籍や系図が残っていないのです。

この期間を「古文書の読解」「歴史の知識」「苗字の知識」「家紋の知識」「地名の知識」「コミュニケーション力」(多くの人の協力を得られないと必要な資料にたどりつけませんので)「体力」(膨大な古文書の中からご先祖様の名前を探し当てたり、どこにあるとも分からないご先祖様のお墓を何軒ものお寺を巡ってひたすら探したりします)‥などといった要素で埋めていくのが家系調査、自分探しなのです。

ご自身で1000年たどろうと考えた場合には、上記に挙げた要素「古文書読解」「歴史」「苗字」「家紋」等の勉強から始めるとよいでしょう。
もちろんまず先にやるべきことは、現存している戸籍を全て取得することです。

ご自身で行なえば、大変んさもありますが、まるで上質の推理小説を読んでいるようなワクワク感や驚きに出会えること請け合いです。

もちろん、自分にはそのような時間がないという場合には専門家の力を借りるのも一つの方法です。