墓石は情報の宝庫

家系図 ルーツ

第95

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1.家系図ニュース~『先祖を千年、遡る』(幻冬舎新書)発売中
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こんにちは、行政書士の丸山学です。

おかげさまで先月末に発売になりました拙著『先祖を千年、遡る』(幻冬舎新書)の売れ行きが好調だと担当編集者の方からご連絡いただきました。
当メルマガの読者の方にも多くご購入いただきましたようで、御礼申し上げます。

いくつかのメディアでも取り上げていただいたようです。Web上では下記のようなところで、ご紹介をいただいています。

■橋本大也さんのブログ『情報考学』
⇒http://www.ringolab.com/note/daiya/2012/04/post-1630.html

※多摩大学大学院客員准教授、IT起業家等肩書多数の人気ブロガー

■ニュースポストセブン
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120422-00000010-pseven-soci

このように、各所で取り上げていただきました影響でAmazonでも一時的に在庫切れになるほど売れました。

…とはいえ、正直私の方は先祖探しの仕事で忙しく、あまり書籍の売れ行きに構っている暇はなく、それでいながら出版社の手前もありこうして一応宣伝しておきます(笑)

※『先祖を千年、遡る』(幻冬舎新書)
目次・購入⇒https://www.5senzo.net/book-senzo.html


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◆twitter『ご先祖探し実況生中継ツイッター』
⇒ https://twitter.com/marujimu

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2.墓石は情報の宝庫
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先週、北陸へ現地調査に出かけました。4月になると雪の心配もなくなり、助かります。

さて、現地では菩提寺を訪ね過去帳を見せていただき、かつ依頼人の家が明治期に本籍地を置いていた旧村の肝煎家の古文書も閲覧して、約300年前までのご先祖名まで分かりました。

古文書には当時の当主が押印した印影もありましたので、江戸期の実印の形まで分かりました。このようにして江戸期の印影まで判明した場合には、現在の実印をそれと同じにして登録しても面白いのではないかと思います。
先祖伝来300年変わらぬ実印…というのも印鑑文化の日本ならではです。

もっとも、こうした江戸期の印鑑は各当主が自ら押しているのではなく、庄屋さんの家などに箱に全世帯分まとめて入れてあり、勝手に(あるいは本人を面前に呼んだ上で)庄屋さんやその用掛が次々に押印していったのでしょうが…

それはさておき、本籍地の辺りを歩いてみました。すると、依頼人の家と同族と思われる同姓の墓が多数ありました。家紋もみな同じですので、全て同族と思われます。

そのなかで一際目を引く墓石がありました。後で菩提寺のご住職に聞いて分かったのですが、その墓石は依頼人の家の総本家にあたる家のものでした。
そして、そこに「慶長○○年大阪の陣にて切腹」という事が武士名と併せて彫られていました。どうやら、こちらが依頼人の戦国期のご先祖という事になりそうです。

現地では墓石の所有者にお会いできなかったのですが、これからこの総本家に手紙で問い合わせをしてみます。きっと、この墓石に彫られたご先祖様について何か言い伝えがあることでしょう。返信が楽しみです。

それにしても、墓石というのは本当に情報の宝庫ですね。