現地に残る同姓の家に手紙を出した話の「その後」

家系図 ルーツ

9号

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1.家系図ニュース~年内は図書館での調べ物に徹します
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こんにちは、行政書士の丸山学です。

当事務所の家系図作成は戸籍の範囲(現行の戸籍制度は明治の初めに出来ました)を超えて江戸時代やそれ以前にまで及ぶことが特徴です。また、『戸籍コース』の調査であっても、依頼人の方からお聞きする情報と戸籍調査から得られた結果を踏まえて大元の出自を想定する「歴史探訪報告書」をお付けしています。

ですからどの案件でも、現地調査や図書館等での文献調査が必須となります。

年も押し迫ったこの時期になると、さすがにお寺や本家筋の家などにお邪魔して古文書を閲覧させていただいたり話をお聞きしたりというのは躊躇われますので、年内はもっぱら図書館等での文献調査を行なっています。

明日は国会図書館にこもり、『戸籍コース』の方の出自に関連する本を読みふける予定です。
また、来年早々に行なう『200年たどるコース』『400年たどるコース』のご依頼分の下調べも必要ですので、年内は国会図書館にこもりきりになる可能性大です。

ここで詳細を書けないのが本当に残念なくらい、どの案件も興味深いものです。日本史の中の大きな出来事に関連してくる案件も結構あるのです。


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◆私自身の家系を900年たどった話
⇒ https://www.5senzo.net/1st.html
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◆家系図作成サービス
調査範囲を戸籍取得だけに限るリーズナブルなコース
⇒ https://www.5senzo.net/60.html
 戸籍4系統+歴史探訪報告書コース
 戸籍2系統+歴史探訪報告書コース
 戸籍1系統+歴史探訪報告書コース

戸籍を超えて徹底的に文献調査・現地調査も行うコース
⇒ https://www.5senzo.net/62.html
 200年たどるコース
 400年たどるコース
 1000年たどるコース
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当事務所では「人権」については充分な配慮をして家系調査を行なっています。人権侵害に当たるような調査、他人の身元調査は受け兼ねますのでご了承ください。


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2.現地に残る同姓の家に手紙を出した話の「その後」
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当メルマガの3号ほど前に、現地に残る同姓の家に問合せの手紙を出したら「お教えできることがあるかもしれない」という返事が来た~という記事を書いたのですが覚えてますでしょうか?

『400年たどるコース』の案件で、依頼人のご先祖様が江戸時代に住まわれていたある城下町(過去帳により、その場所に住んでいたという事が分かりました)に私が直接出向き、現地の方に「○○という苗字のお宅はこの辺にございませんかね」と尋ねたところ○○さんのお宅がそこにありました。

依頼人のご先祖様が江戸時代に住んでいた場所であり、かつそこに同じ苗字のお宅が存在しているという事は先祖が同一である可能性が充分に考えられます。
そこで、事務所に戻ってからその現地で見つけた同姓のお宅へ「何かご存知のことはないでしょうか?」と、尋ねる手紙を出したところメールにて「お教えできることがあるかもしれない」というお返事をいただきましたというところまでを書きました。

その方は本当に親切な方で、そちらの家の過去帳の内容(江戸時代の先祖まで記載されていました)まで全て教えてくださいました。その結果、残念ながら依頼人の方の江戸時代のご先祖様とはお名前が重ならないことが分かりました。

郷土史などで調べてみますと、江戸時代その地域にその苗字の家が2軒あったことが判明しました。おそらくは、依頼人の方の先祖と、今回現地で見つけた同姓の方の家の先祖と、その2軒なのではないかと思います。想像ではありますが、その2軒は非常に近い場所にあった訳で普通に考えると親戚関係と思われます。ですから、江戸時代ではなく、それより前でご先祖様が重なるのだろうと思います。
 
『400年たどるコース』ですから、こちらの調査は来年もまだまだ続きます。