ご先祖探しにおける図書館の活用法

家系図 ルーツ

第36

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1.家系図ニュース~家系図作成サービスのご案内
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おかげさまで、たくさんのご依頼をいただいております家系図作成ですが、そもそも、どこでも売っているようなサービスではありませんので「お願いしたいが、内容がいまひとつ分からない」という声もいただきます。

確かに、現地調査などは特に一律な内容ではありませんので分かりづらいと思いますし、こちらも説明が難しいところです。 ですので、こうしてメールマガジンにて出来るだけ私が何をやっているのか書かせていただいている次第です。

しかし、少しでも内容を感じていただくために最近の依頼者様からいただいた感想メールを以下に掲載させていただきたいと思います(許可を得たもののみ掲載させていただきます)。ご参考になりますれば。

■「戸籍コース」のお客様の感想メール(原文のまま)
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大切な家宝として保存していきたいと思います。
 
このような家系図を前に、さらに先祖について探求したい思いも湧いてきました。今後ともよろしくお願いいたします。

スタッフの皆様にもよろしくお伝えください。ありがとうございました。
 
北海道  M様より
 
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品物確かに受け取りました。
 
丁寧な調査と報告書は、思っていた以上で満足しました。家族に見せると非常に喜んでいました。また、機会がありましたら、宜しくお願いいたします。ありがとうございました。

千葉県 S様より

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昨日(11月11日)、家系図を含め関連資料一式受領いたしました。

経費や手間を考えると採算が合うのかなと少々心配してしまうくらい、思っていた以上の作品でした。加えて、『歴史探訪報告書』も突っ込んだ内容をご紹介いただき深謝申し上げます。

年齢的に親戚が減っていく昨今、家系図は気になっておりましたので、よいタイミングで依頼できたと思います。

また、ご助言いただきたい機会を得ましたらお願いしたいと思います。今回は、大変ありがとうございました。
                      
埼玉県 F様より     

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■「200年たどるコース」のお客様の感想メール

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丸山先生、ありがとうございます。

家系図、戸籍、資料等が、確かに届きました。なんだかタイムスリップしたようで、うれしく拝見しております。先祖のことがより身近に感じられるようになりました。

当時、現在の○○市ではどのあたりに住んでいたのかが正確に分かり、機会を見つけて、ぜひ○○市の方を訪ねてみたいと思いました。
大切に保管したいと思います。本当にありがとうございました。

(個人情報に関る部分中略)

この数ヶ月、先生からの報告が待ち遠しくてとっても楽しい、充実した時を過ごさせていただけました。
感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

大阪市 O様より

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お世話になっております。この度、報告書を拝見させていただきました。
丁寧に仕上げて下さいまして誠に有り難うございました。

ここまで熱心に調べていただけるとは思ってもおらず、あらゆる可能性を模索し、情熱と気力をもって探せば、何かしらの手がかりが 掴める事を教えていただきました。

行政書士さんのお仕事は偏見かもしれませんが、事務的でドライな印象がありましたが、今回、このような心温まるお仕事をしてくださり、とても嬉しく感じております。どうも有り難うございました。

東京都 T様より
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※『200年コース』以上の現地調査を伴うご依頼については現在、少々立て込んでおりますので納品まで少し時間がかかっております。

※古い戸籍がどんどん廃棄されている現状では、5年後には当事務所の  サービス(現地調査で江戸時代やそれ以前をたどったり。出自を想定したりというサービス)は提供できなくなる可能性もあります。戸籍が江戸時代と繋がらなくなってしまいますので、残念ですが仕方ありません。真剣に家系図作成をお考えの方はお早めに。


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◆家系図作成サービス
調査範囲を戸籍取得だけに限るリーズナブルなコース
⇒ https://www.5senzo.net/60.html
 戸籍4系統+歴史探訪報告書コース
 戸籍2系統+歴史探訪報告書コース
 戸籍1系統+歴史探訪報告書コース

戸籍を超えて徹底的に文献調査・現地調査も行うコース
⇒ https://www.5senzo.net/62.html
 200年たどるコース
 400年たどるコース
 1000年たどるコース
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当事務所では「人権」については充分な配慮をして家系調査を行なっています。人権侵害に当たるような調査、他人の身元調査は受け兼ねますのでご了承ください。


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2.ご先祖探しにおける図書館の活用法
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さて、これを書いている今日は、実は午後から夜9時まで都立中央図書館に籠って郷土史や文献を漁り尽くすつもりでおりました。午前中の仕事を片付け、お昼頃に事務所を出ました。

我が埼玉県所沢市から東京広尾にある都立中央図書館に行くのは結構大変でして、乗り換えが多い。しかも、広尾駅を降りてから図書館まで距離は遠くないのですが何故か階段の上り下りが多く、しかも図書館は小高い丘の上にありそこでも軽い山登をさせられます。

運動不足の私は、その途中にあるサーティーワンアイスでチーズケーキアイスを食べて休憩したうえで最後の登山に挑むのが慣例になっています(笑)。今日は珍しくその慣例も省略して一目散に図書館まで駆け上がったのですが…『本日休館日』の立札が無情に立っていました。

そこで、すごすごとまた事務所に引き上げてきたのですが、月曜日の休館は頭に入っていたものの第一木曜日が整理日だという事を完全に忘れていました。

もちろん、都内には国立国会図書館というもっと蔵書が充実している図書館があるのですが、そちらに変更することもなく引き揚げました。 …と、言いますのも、ご先祖探しにおける資料閲覧は都立中央図書館の方が向いているからです。

その違いは何かといいますと、「開架式」と「閉架式」の、違いです。

国立国会図書館は「閉架式」です。
閉架式は、本棚から本を自由に選べる方式ではなくて目録等(実際には現在はPCでの検索)から本を指定して請求し、職員の方がそれを用意するという方法です。

一方の開架式は文字どおり、開かれた本棚から自由に本を選ぶことが出来ます。ご先祖探しにおいては「郷土史」の閲覧をすることが多くなります。郷土史というのは大抵、何巻とか十数巻にも分かれていて、どこに必要とする記述があるかは実際に手に取ってみないと分かりません。それなのに閉架式の場合、一度に請求できる数が決められていますので、とりあえず請求してみて、その巻に目当ての記述がなければすぐに返却して次のものを請求して…という繰り返しになります。

その点、開架式の場合には並んでいる十数巻を次々に見ていき目当ての巻を探す事が出来ます。また、先祖探しにおいては、色々な資料を見ていくと「さっき見たあの本をもう一度見たい」という事が必ず出てきます。

閉架式の場合には、また請求し直して待たなければなりません。やはり、開架式の方がはるかに効率が良いといえます。しかも、都立中央図書館は郷土関連書籍が充実しています。都道府県史はもちろん全て揃っていますし、全国の大抵の市史、町史もあります。合併して消滅している町、村の郷土史も相当所蔵されています。

東京近辺の方でご先祖探しをされる方は是非、都立中央図書館を活用されることを
お薦めいたします。また、他地域の方も「開架式」と「閉架式」の性質の違いを予め知っておいていただければと思います。図書館の選び方ひとつで大きく効率が変わってきますので。尚、くれぐれも各図書館の休館日の確認だけは怠らないように!(笑)

■国立国会図書館
⇒ https://www.ndl.go.jp

■東京都立図書館
⇒ https://www.library.metro.tokyo.lg.jp