毎日新聞の一面で当事務所が紹介されました

家系図 ルーツ

第141号 (2018年10月2日) ※読者数7,907人

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1.家系図ニュース~毎日新聞の一面で当事務所が紹介されました
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こんにちは、行政書士の丸山学です。
業務が立て込んでしまい、今年最初の発行が10月になってしまい恐縮です。

ところで先日、毎日新聞の一面トップ記事で私のことが紹介されました。
私の顔写真入りです(笑)

一生に一度のことだと思いますので、宜しかったらご覧くださいませ。

◆毎日新聞記事「家系図作り人気 自分のルーツは?依頼絶えず」
⇒ https://twitter.com/marujimu/status/1046616991094558720

昨年末に出版しました書籍のほうも、おかげさまで好評を頂いております。
ありがとうございました。
◆新刊『ご先祖様、ただいま捜索中! ~あなたのルーツもたどれます』丸山学著 中央公論新社
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2.どう探しても存在しない神社名の謎が解けた!
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四国の「400年たどるコース」での話です。

ご依頼人家には、かつてお父様(故人)と親族で先祖探しの旅に出かけた際のメモが残されており、そこには江戸時代のご先祖様の歿年月日、戒名、俗名が記されています。

また、そのメモにはある神社名(仮に「滑川神社」としましょう)が書かれていました。
一見すると仏教の戒名が記されていますので、神社にそれらの記録があったとは考えづらいのですが、その江戸期のご先祖様名を探すにあたり、その滑川神社なるものが大きく関係していたのでしょう。

その家のルーツを遡っていきますと、江戸時代には少し離れたある土地に居住していたことは分かっていますので、おそらくはその土地に滑川神社が存在するのであろうと考えて調査を始めました。

お父様が残されたのはこのメモと一族の断片的な系図のみで写真等はまったくありませんし、調査の経過を記したものもありません。

こうした「謎の調査記録」だけが残されているというケースは意外に多くあります。
まあ、今はネットでもそれぞれの土地に鎮座する神社名はほぼ分かりますし、現地で聞いて回れば分からないということはないだろうと考えて調査を始めました。

しかし、いくら調べても出てきません!

ネットではもちろん、現地の同姓のかたに「滑川神社というものがあると思うのですが?」と、お聞きしても「いやあ、聞いたことないですね」というお返事ばかりです。
 
実はその地域を研究されている郷土史家の方がおり、連絡を取りました。
しかし、娘さんから電話を頂き、既にお亡くなりになったことを告げられました。

そこで、とりあえず現地の図書館に出向きました。そこには、その郷土史家の方が手作りした冊子が所蔵されていることが分かった為です。

で、その冊子をペラペラと捲っていたところ目に飛び込んできたのが下記の文字です。
     「瀧川大明神」
…すぐに「これだな」と感じました(実際はもっと文字が似ているのです!)。

そして、その説明を読んでみますと、こちらは一般的な神社ではなく、地元の一族(ご依頼人と同じ名字)が祖先を祀るものとしてつくった本当に小さな祠だということです。

最終的には一族の長老のかたにご案内をしていただき、その祠にたどりつきました。
すっかり藪に覆われた場所にあり、自分ひとりで動き回っても絶対に見つからないだろうなという場所です。

そうして、現地の本家にあたる家の当主ともお話をさせていただくことが出来、ご依頼人のお父様が残された書類をお見せすると「その系図はウチにもありますよ」とのことで、どうやらお父様一行は何十年か前にこちらの本家を訪ねたことが分かってきました。そこで系図をそのまま写されたようです。

現在、こちらの本家の方にもご協力をいただき、さらに調査を進めているところです。
このように、残されたメモの固有名詞については「書き間違いもあるかもしれない」ということを頭に入れて調査に臨むと宜しいかと思います(自戒を込めて)。