古文書を大量に撮影する技術

家系図 ルーツ

第13

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1.家系図ニュース~藤原氏の系図を漁る!?
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こんにちは、行政書士の丸山学です。

今、山岡荘八の大著『徳川家康』(全26巻)を読み始めました。
家系調査を行なう上では、幕末や戦国時代の人の動き(江戸時代に武士だった人は明治になり、どのように生活拠点が変わったのか?戦国時代の町人はどのような経路で移動したのか?等々‥)を、よく知っておく必要があります。そういう意味でも私はその時代の小説や文献を出来るだけ読むようにしています。

‥しかし、さすがに全26巻には怖気づいて(笑)これまで読み始められなかったのですが、先日、恐々と読み始めたら‥単純に面白いです!元は新聞に連載されていたものだけあって、常に読者を飽きさせない工夫がしてあり、小さな人間ドラマが積み重ねられています。

家系調査の勉強ということを超えて単純に楽しんでいます。‥されど26巻です!果たして、いつゴールにたどりつけるのでしょうか?皆様も是非、トライしてみてはいかがでしょうか↓

徳川家康〈1 出生乱離の巻〉 (山岡荘八歴史文庫) 山岡 荘八
https://www.amazon.co.jp/dp/4061950231/ref=nosim/?tag=marujimubiz-22


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◆私自身の家系を900年たどった話
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 400年たどるコース
 1000年たどるコース
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当事務所では「人権」については充分な配慮をして家系調査を行なっています。人権侵害に当たるような調査、他人の身元調査は受け兼ねますのでご了承ください。


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2.古文書を1日で750枚撮影する技術
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一昨日まで新潟に1泊2日で出張していました。 『200年たどるコース』の案件で、江戸時代にその地域の大庄屋を務めていた家が所蔵している宗門人別帳のうちの2つの村の分を全て撮影させていただきました。全ページを撮影しましたが、その量は1日で750枚に及びました。

古文書の撮影というのは、10枚程度撮るのであれば訳ありませんが、大量になりますと中腰での作業だけに非常に辛くなります。今回は大量になることが予め分かっていたので、古文書撮影の秘密兵器(←それほどのものではありませんが‥)を持参しました。

「デジタルカメラスタンド」です。

机の上に置かれた文書類を撮影する際の専用スタンドです。
ネットショップをやられている方などは、商品の撮影用としてよく使っているようですが、私にとっては古文書撮影専用です。これにより、手ぶれなどが無くなり綺麗に撮影が出来るというメリットもありますが、固定してどんどん撮影していけば早く大量の撮影が可能になります。

手で撮影していたら一回一回、ピントを合わせたり位置を直したりしますので時間をロスします。 この日、撮影に仕える時間は6時間程度(360分)でしたから1分間に2枚以上撮影していたことになります。古文書という慎重に扱う必要があるもので、このスピードは我ながら尋常ではありませんでした(撮影中は夢中で、そんな事も考えられませんでしたが‥)。

もちろん、お昼ご飯を食べている時間は無し。
近くに有料のお風呂がありましたが、撮影終了後はすぐに帰られなければ電車が間に合いませんでしたので、お風呂で身体を癒すことも出来ず。上杉謙信の居城として有名な春日山城にも行きたいと思っていましたが、当然にそれも叶わず‥でした。

しかし、写真がちゃんと撮れましたので満足です。帰ってから2日たった今日もまだ腰と背中の疲労は抜けませんが‥(笑)

あと、古文書を撮影する場合、だいたい袋とじになっていると思いますが、可能であれば袋とじの間に白い紙を入れて撮影したほうが裏写りがせず、後で文字の判読が楽になります。但し、古文書の状態によっては無理に紙を入れようとすると文書を毀損してしまいますので充分な注意が必要です。

今回のように、古文書の閲覧には時間の制限があります。近所であれば複数回に渡って撮影すればよいですが、遠隔地であればそうもいきません。
ご自身で古文書の閲覧、撮影される場合には大量撮影になることも予測してデジタルカメラスタンドは欠かせませんので用意のうえ出かけるようにしたいところです。ご参考までに私が今回使用したのは下記のスタンドです。

HAKUBA デジカメ撮影スタンド 303063/DSS-01
https://www.amazon.co.jp/dp/B000JNFUYO/ref=nosim/?tag=marujimubiz-22

それはそうと、春日山城には行きたいです。来月は現在のところ、岐阜県、奈良県、香川県(小豆島)へそれぞれ『200年たどるコース』と『400年たどるコース』の案件で出張予定です。 おそらく、全てがまた強行スケジュールになりそうです。いつか仕事ではなく、それらの地域を歴史探索として周りたいものですね。