協力者への礼状を忘れずに

家系図 ルーツ

第127号 (2015年9月30日) ※読者数6,553人

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1.家系図ニュース 
~ご依頼が立て込んでいる為に年内の新規ご依頼は休止させて頂いております。来年分のご予約受付中です~
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こんにちは、行政書士の丸山学です。

おかげさまで、ご先祖調査(家系図作成)のご依頼を多数いただいております。しかし、基本的には私ひとりで調査をしておりますので行える数に限界があります。

個人的には一家でも多くのご先祖様やその歴史を明らかにして差し上げたいと考えておりますが、こうした調査は専門性を必要とし、経験も重要です。そのため、「ご依頼が多いから人を雇ってどんどん受けてしまおう」という訳にはまいりません。

現在も、これ以上にお受けしてしまうと調査の質を落とすことになる状態です。そこで、年内は新規にご依頼をお受けする事を休止させていただきました。来年1月からは新たな案件もお受けできると思いますので、現在は「ご予約」という形でのみ受け付けております。

また、「200年たどるコース」に関しましては価格を改定させていただきます。
年内にご予約をいただいた分につきましては現在の価格でお受けさせていただきますので、200年コースのご依頼を検討されている方は2015年のうちに申込みフォームからご予約という形でお申込みいただければと思います。

詳しくはご依頼のページ(下記)をご覧くださいませ
https://www.5senzo.net/62.html


◆重版(3刷目)『先祖を千年、遡る』(幻冬舎新書)
※目次・購入
⇒ https://www.5senzo.net/book-senzo.html

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◆twitter『ご先祖探し実況生中継ツイッター』
⇒ https://twitter.com/marujimu
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◆家系図作成サービス
調査範囲を戸籍取得だけに限るリーズナブルなコース
⇒ https://www.5senzo.net/60.html
 戸籍4系統+歴史探訪報告書コース
 戸籍2系統+歴史探訪報告書コース
 戸籍1系統+歴史探訪報告書コース

戸籍を超えて徹底的に文献調査・現地調査も行うコース
⇒ https://www.5senzo.net/62.html
 200年たどるコース
 400年たどるコース
 1000年たどるコース
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2.協力者への礼状を忘れずに
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戸籍の範囲を超えてご先祖様の事を調査しようと思えば、様々な方にご協力をいただく事になります。先祖調査にコツがあるとすれば「いかにして人の協力を得るか」という事に尽きるでしょう。

・同姓の家々に問い合わせて情報を得る。
・総本家に当る家にお願いして家の記録を見せていただく。
・お墓の管理者にお願いして拓本を取らせていただく。
・お寺で話を伺う。
・古文書を所蔵している方にお願いして古文書を見せていただく。
・郷土史家に地域の歴史をお聞きする。

私がやっているこれらの事は全て「お願い」であり「人の協力を得る」ことに他なりません。 自身の家に全ての記録があるのであれば、そもそも調査をする必要はありません。自身の持っている情報だけでは家系図が出来上がらないので、どなたかが持っている情報や知識を必要とし協力を得ることになります。

現在では個人情報に対する意識も強いですし、防犯意識も高まっていますので(良いことです!)、他者から情報を得ることは本当に難しくなっています。私なども日々、そうした中で何とか相手の方の信頼を得たり共感をいただく努力をして、本来は協力する義務などない方にご協力をいただいて調査を進めています。

ですので、ご協力をいただいた方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。週末になると、その週にご協力をいただいた全ての方に礼状を書く作業をしています。

葉書で出す場合でも、宛名を含め文字は全て手書きで行っています。今の時代、ワープロで文字を書くことも出来る訳ですが、先方は義務のないところを手間暇かけて協力してくださっているのです。それがたとえ電話で少しお話を伺うだけであったとしても…

 それであれば、こちらもワープロで済まさずに、乱筆ながら手書きという苦労(大
した苦労ではありませんが)くらいは味わって本当に簡単な言葉でも感謝を伝えるよ
うにしたいと思っています。

そうして礼状を出しておく事によって、場合によっては後にまたご協力をいただく際にも応じていただきやすくなります(但し、そうした打算ではなく感謝の気持ちで礼状は書きたいものですね)。

私の場合、昔から字が下手なので、最近は美術館で購入した葉書(裏面に美術品がプリントされている)を使用しています。私の汚い文字を見た後でも、裏返すと美しい絵画を見られて一時でも心地よい気分になっていただきたい…という想いでおります。