家系を1000年たどるために必要となる知識

家系図 ルーツ

第1

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1.ご挨拶 ~自分のルーツを1000年たどるということ~
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こんにちは、行政書士の丸山学です。

みなさんはご自身の出自、先祖というものをどれくらいご存知ですか?私はこの仕事を始める前まで正直、祖父・祖母までしか名前も知りませんでした。
 
しかし、実際には自分の先祖というものは江戸時代も戦国時代も平安時代も卑弥呼(邪馬台国)の時代も確実に存在していた筈です。江戸時代の途中で、どこかからひょっこり生まれた~などという事はあり得ない訳です。

すると、自分の中に流れている血は、この壮大な日本史のすべての時代を目撃しているということになります。平安時代に公家だったのか違う職業だったのかは別として、必ず自分と血を同じくする先祖が存在していて、その時代を一生懸命に生き抜いていた筈です。
 
戦国時代はいったい、どこで何をしていたのでしょうか?激しい戦いを武士として過ごしていたのでしょうか?それとも武将だったのか?農民だったとしても「足軽」として戦地に刈り出されていたかもしれませんね。いずれにしても何とか戦火をくぐり抜けて生きてくれたのでしょう。

自分が死ぬ前に、もっと自分のこと~つまり自分の先祖はどんな人でどこでどんな暮らをして生きていたのか?そして、その末に自分という存在が今ここにあるということを知ることが出来たら素晴らしいなと私は思っています。

自分がいったい何者なのか?どこからやってきたのか?

そういう事を知ることなく一生を終えてしまうのは寂しいし、もったいないと切実に思うのです。そんな想いでこの『自分のルーツ(祖先)を1000年たどる技術』というメルマガを発行することになりました。

あっ、自己紹介がすっかり遅くなりましたが、私のプロフィールは下記のページにまとめてありますのでご覧ください。
→ プロフィールはこちら

また、私自身の家系を900年たどった話を下記ページにまとめてあります。吉原を一晩貸切にした豪快なご先祖様の話なども詳細に書いておりますので是非、ご覧くださいませ。
→ 私自身の家系を900年たどった話
 
それでは今後ともどうぞ末永くお付き合い願います。

(ご注意点)
すべての方が1000年たどれるという訳ではありません。運よく史料などが残っていない場合は、どうやってもたどれない場合もございます。と、言いますか1000年たどるのはよほど『運』も味方してくれないと難しいのが実情です。でも、是非多くの方にチャレンジしていただきたいなと思っています。


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◆私自身の家系を900年たどった話
⇒ https://www.5senzo.net/1st.html
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◆家系図作成サービス
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当事務所では「人権」については充分な配慮をして家系調査を行なっています。人権侵害に当たるような調査、他人の身元調査は受け兼ねますのでご了承ください。


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2.家系を1000年たどるために必要となる知識
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このメルマガでは順次、自分のルーツ(祖先)を1000年たどるためのノウハウを公開していきますが、第1号の今回はまず、どのようなものを活用して家系調査を行なうのかをざっと見ていただきましょう。

主に調査対象になるのは下記のようなものです。

⇒戸籍
現戸籍、改製原戸籍、除籍簿。明治の初めに壬申戸籍というものが存在していましたが、壬申戸籍はある事情により現在は法務局に封印されていて誰も見ることは許されていません。但し、古い家からはそのようなものが出てくることもありえます。

⇒古文書
宗門人別帳、、宗門送り状、分限帳、武鑑、検地帳、古地図、旧土地台帳など

⇒菩提寺での調査
墓石、過去帳

⇒氏神での調査
寄付等の記録

⇒郷土史料

⇒過去に編纂された家系図
『尊卑分脈』『新撰姓氏録』『群書類従系譜部』『寛政重修諸家譜』など

⇒苗字
苗字と氏は正確には異なります。『氏』についての知識も必要です

⇒家紋
苗字とセットで考えると1000年の道も見えてきます


こうしたものが調査対象になります。
但し、いきなりこういうものを調べればすぐに1000年たどれるという訳ではなく、調査する人に『歴史知識』『古文書読解力』『コミュニケーション能力』といったものが必要になります。(もう一つ付け加えると『体力』『忍耐力』も必要になります)

では、これらをどのように活用していくのかは今後ご説明していきたいと思います。また、必要に応じて私が所蔵している古文書の画像などもサイトの方にUPしていきたいと考えています。